私は、2022年12月9日に青梅市議会議員である島﨑実氏を被告とする名誉毀損の損害賠償請求訴訟を提起しましたが、2023年7月27日付で東京地方裁判所立川支部より、2023年12月13日付で東京高等裁判所より、「市議会議員は公務員であり公務員個人に対する請求は認められない」との理由で私の請求を棄却する判決が言い渡されました。私はこれを不服として、12月20日付で最高裁判所に上告しましたので、お知らせいたします。
4月10日に「島﨑実被告、山﨑勝被告 両被告への裁判について」というタイトルで投稿しました記事については、URLよりご覧ください。
【仮】
現代社会においては、インターネットやSNS(YouTube等)を介して議会内の発言が議会外に広く配信されるため、議会内での発言を多数の一般市民が視聴する事態が生じており、全世界に瞬時に発言内容が拡散され、議会内で悪意をもって個人の人格攻撃や誹謗中傷を行うことで無責任に違法な公務を執行することを抑止する必要が飛躍的に高まっています。
本件では、被告である島﨑実氏が市議会の一般質問における発言として、原告が反論を行うことができない場において、市議会議員という社会通念上市民の信頼を受けるべき立場を借りて、政策等公共の利害に関わりのない原告個人の極めてプライバシーの程度の高い内容を、何の根拠も示さない単純な憶測を述べました。被告の発言は、議会内の発言がインターネット、ケーブルテレビ等で広く配信され、個人に関する明白な名誉毀損や侮辱に該当する発言が配信されました。
東京地方裁判所立川支部、東京高等裁判所の判断は、議会がインターネットやケーブルテレビの放送がまだなされていない時代の裁判例に準拠して、「地方議会の議員は公務員なので、一切の個人責任は負わない」との判断を行っていますが、その様な判断は、今日におけるインターネットにより名誉毀損的な表現が瞬時に世界中に広がるというインターネットの拡散力を考えると、現代社会においては判例を変更するべきであると考え、当方は最高裁判所に判断を仰ぐために上告しました。現代の時代に合わせた新たな判例を作るための最高裁判所への提起でもあります。
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宮﨑太朗
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