◆はじめに
2021年の東京都議会議員選挙の政治活動用の車として、多摩産材の檜と杉を使って制作した「まるたろう号」ですが、選挙が終わって以降、活用する場面がなく置きっぱなしになっていました。今年は4年に一度の統一自治体議員選挙の年だったので、お手伝いやご挨拶に伺うのに、放置されていた車を2年ぶりにメンテナンスして、投票率向上バージョンにアップデートしました。制作から2年が経過し、檜や杉が良い感じで経年劣化してきましたが、今後木がどのように変化していくのかが楽しみです。
◆投票率向上への取り組み
これまで選挙の時に私自身の名前を一切出さないで投票へ行くことを呼びかけるための選挙カーを作ったり、政治や選挙に関心の無い若い方々に興味や関心を持ってもらうために、ダンスを踊ってTikTokに投稿したり、InstagramでInstaライブをやってみたり、いろいろな取り組みをしてきました。国政選挙、自治体選挙など選挙の種類によって投票率は異なりますが、最近の傾向では30%後半から50%前半になることが多いので、全有権者の約半分以下の方々しか投票に行っていないという状況です。私としては、最低でも50%を超える方々が投票する選挙において、首長や議員が決められるような状況を目指したいと思っています。
以前は立憲民主党の看板でしたが、無所属の方や他党の方の事務所に伺う際に、党の看板だと行きづらいことから、デザイナーさんにお願いして、ちょっと遊び心を加えて投票率向上バージョンにデザインし直してもらいました。この看板とボックスの車を見て、何だろう?と少しでも気に留めてもらうだけでも、効果はあるのではないかと思い、このようなかたちにしました。車を停めていると、珍しがって写真を撮る方が数十人いたので、少しは効果があったのではないかと思います。何もしないよりは何かできることをと考えての今回の取り組みですが、今後も投票率向上へ向けた取り組みはライフワークとして続けていきたいと思います。
しばらくは投票率向上バージョンにしておこうと思いますが、上の看板部分にシートを貼れば、スピーカーから音も出ますし、音楽も流せるので、お祭りやイベントの音響としても使えると思います。いまは投票率向上バージョンなので、投票率向上に向けた取り組みを検討している選挙管理委員会の皆さまからのご連絡をお待ちしております!笑 コロナも落ち着いてきて、お祭りやイベントの開催が増えてくると思いますので、車を使いたいという方はご連絡ください。
◆むすびに
この投稿で統一自治体議員選挙に関する投稿は終わりになりますが、多くの皆さまにお世話になりまして、ありがとうございました。1月から4月までに投稿していなかった政治関連、選挙以外のネタをストックしてあるので、アーカイブとして、ゆるーく発信していこうと思います(^^)
(豆知識)統一自治体議員選挙とは
今年は4年に一度の統一自治体議員選挙の年です。前半戦が、4月9日(日)投開票の道府県知事、政令指定都市市長、道府県議会議員、政令指定都市議会議員の選挙、後半戦が4月23日(日)投開票の区市町村長、区市町村議会議員の選挙です。漢字が多くて何なの?という感じだと思いますが、4月の2週目が道府県、政令指定都市の首長、議員の選挙、4月4週目が区市町村の首長、議員の選挙が行われたということです。
NHKの記事によると、全国の市町村で統一して選挙が行われたのは、1947年(昭和22年)4月に1回目の統一自治体議員選挙で、今年が20回目ということです。東京25区管内でご説明すると、76年前は、今回選挙が行われなかった、東京都議会議員選挙も、あきる野市議会議員選挙、日の出町議会議員選挙、奥多摩町議会議員選挙も以前は4月に行われていたということです。区市町村長の選挙は、市町村合併や首長が任期途中で辞任する場合に投票日がずれてしまうため、投票日が統一選ではない時期になっているケースが多くなっています。25区管内で行われた首長選挙は、檜原村長選挙だけでした。
1947年に統一率100%だった選挙が、今年は27.54%だったということで、統一率は下がる傾向にあります。Googlede検索しても、ChatGPTに質問しても正確な答えが出てきませんでしたが、本日時点で全国47都道府県の市町村数が1,718なので、統一率が27.54%だとすると、約470の道府県、区市町村で選挙が行われていたということになります。多少の前後はありますので、数字の取り扱いにはご注意ください。